みなさん、こんにちは。

2年ぶりの投稿です!

ヨーロッパの主要都市にある興味深いレストランがオランダ、アムステルダムにできたということで行ってきましたよ!

 メトロの駅を降りて歩いていきました。アムステルダムらしい風景、曇りの感じですね。フェルメールの「デルフトの眺望」が思い浮かびました。 Ctaste02Ctaste03

 

 

 

 



橋を渡って川沿いを少し南下するとありました。


Ctaste01Ctaste(Dining in the dark restaurant)
住所:Amsteldijk 55 Amsterdam
Tel:+31-(0)20-675-2831
www.ctaste.nl

 


 


Ctasteという名前のレストラン。サブタイトルは、Dining in the dark(闇の中での食事)。どういうことかというと、真っ暗の中で食事をするというコンセプトのレストランです。ベルリン、パリ、ロンドン、ウィーンにも同様の店があるそうですよ。盲目の方の疑似体験ができるレストランです。

 

中に入ると、ソファーがあってまずは座ってくつろぎます。その際に、ウエイターから説明がありました。ここはまだ明るいけど、食事をするエリアは真っ暗です。光がまったくありません!暗闇の中で五感を働かせていろいろと感じてください、とのこと。 

Ctaste04真っ暗っていったって、薄暗い程度だろうと思って店内に進んでいくと、まずロッカーがありました。

荷物はこのロッカーにすべて入れてください、とのこと。中に入るとまったく見えないので手ぶらになってくださいといわれ、すべての持ち物をロッカーに入れました。

上の写真を見ると、カーテンがしてますよね。このカーテン、3重くらいになっていて、光がまったく中に入らないようにしてありました。

そして、ここのウエイター、ウエイトレスさんたちはみんな盲目の方たちです。彼らは熟練していているので、暗闇の中でも飲み物や料理を出すことができるのです。

「中は真っ暗でまったく見えないので私の肩につかまってください」といわれ、ウエイターの彼の方に捕まって中に入ると、、、、

本当にまったく見えない、光がまったくない暗闇です。ここまで光がない空間なんて初めて!

ウエイターさんはここがあなたの席なのでこのいすを触って!と言いました。じゃあ!と言って行ってしまいました。。。。いすを触りながら恐る恐る座りました。

いやあ、本当に何も見えないっす!


自分の手を目の前に持ってきましたがまったく見えない!本当に何も見えません!!

香川県の直島にある「南寺」を思い出しましたが、ここはいくら時間がたってもまったく見えません!!

テーブルの上を触ると、ナイフ、フォークがありました。そして暗闇の後ろから、「最初の1皿目です」と言って前菜が出てきました。

まったく見えない料理を食べるのって結構怖いです。。。。

フォークでさせないので、途中から手で食べました。サーモンなどがありました。他にも何かあったけど、よく分からなかった。。。

料理というのはやはり目でも味わうんだなあと実感しました。見えないとあまりおいしくありません。。。。


周りの人たちは真っ暗の中、いろいろとおしゃべりしていました。私は一人なので、黙っているしかなく、かなり時間が長く感じました。

でも、目が見えないと、こんなに大変なんだと思わせていただきました。盲目のウエイターさんたちの日常を少しでも体験することができました。目でものが見えるというのは本当にありがたいことなんだなあと感謝することができました。そしていろいろと考えることができました。真っ暗だと本当になんか不思議で、ちょっと怖くて、貴重な体験でしたね。

メインの料理は肉料理。と言っても色々な肉があって、フォークでさして食べたのですが、やはりまったく見えないのでよく分かりませんでした。

デザートが3皿目。これもあんまりだったかなあ。。。。目が見えない人は私たちよりも料理はおいしく感じていないのかもしれませんね。

最後にウエイターさんを呼んで、また肩を貸してもらって外に出ました。もう日が落ちて暗かったですが、それでもまぶしいほどの光を感じました。光って素晴らしい! 
Ctaste05最後に入り口付近に戻ると、ソファーはたくさんの人たちがお酒を飲んでいました。ここで普通に酒を飲む人たちもいるようですね。 

 

 





非常に貴重な体験をすることができました。もし興味がある方はいってみるとよいでしょう!

アドバイスとしては1人では行かないこと!普通のレストランじゃなく中は光のない闇なので、一人だと間が持ちませんので。。。。

でもいろいろと考えることができていいかもしれません。よかったら。