在オランダ大使館よりメールにて注意喚起がありました。
Den Haagに行かれる方はご注意ください。
-----
在留邦人の皆様へ「ハーグ市内スヒルダースワイク地区での騒擾についての注意喚起」


ハーグ市内スヒルダースワイク地区(当館注)においてアルーバ(オランダ王国を構成するカリブ海の島)からの旅行者が警察に拘束された後死亡した事件に端を発し,6月29日以降の夜間に若者層が中心となって,花火やビンを投げ込むなど警察に対する抗議活動が行われていました。2日,これらの抗議行動がさらに騒擾化し,約200人が逮捕されたと報道されています。
 
注 Schilderswijk ハーグHS駅から西に約2キロのハーグマーケット周辺のエリア
 
ハーグ警察は地元住民の協力のもと鎮静したと発表していますが,在留邦人及び旅行者の皆様におかれましては,デモが実施されている場所や大勢の人数で騒いでいる場所には絶対に興味本位で近づかないよう,予期せぬ事態に巻き込まれないよう安全の確保に努めてください。
また,ハーグ警察のホームページや報道から最新の情報を入手するよう心がけてください。

ハーグ警察ホームページ:https://www.politie.nl/mijn-buurt?geoquery=Den+Haag
------

オランダポートフォリオのニュースによると、本件、元々は以下の事件が発端のようです。
オランダ、警察による暴力で男性死亡

先週週末ハーグで警察に拘束されたオランダ領アルバから来た男性が死亡した事件で、検察はその死因が酸素不足であると水曜日に発表した。この男性ミッチ・ヘンリゲスさんは逮捕当時ドラッグもアルコールも使用していなかった。ヘンリゲスさんは数名の警官に地面に押さえつけられ窒息し意識不明になったものとみられる。

この日ロックグループUB40の屋外コンサートが開かれており、ヘンリゲスさんはこれに参加していた。警察によれば、同氏はピストルを持っていると叫んでいたという。これを聞いた警察は数名でヘンリゲスさんを捕まえ、地面に倒し上から押さえつけた。当初警察側は署への連行中に気分が悪くなりそのまま病院へ運んだと発表していた。しかし、後にインターネットに逮捕時のビデオが掲載され事態は一転した。映像によれば警察に暴行されたヘンリゲスさんは輸送車に引きずられているときにすでに意識不明の状態であった。
この暴行に関わったとみられる警察官5名は殺人容疑で停職処分となった。またハーグの移民の多く住むスキルダースワイクではではこの不法逮捕と警察の暴力に抗議する暴動が起きた。

さらに、このことを発端に以下のような暴動が起こりました。
ハーグのスヒルダース地区で200人逮捕
 モロッコ系オランダ人が多く住むハーグのスヒルダース(Schilders)地区で暴動があり約200人が逮捕された。4日間にわたるこの騒ぎ、当初は大声を上げて騒ぐだけだったが、昨日は一部のグループが取り囲む警察隊に花火を投げつけるなど不穏な情勢になった。一昨日には石やビンを投げつけ建物を壊したり火をつけるなど暴動は頂点に達していた。暴動は週末に警察の暴力によって死亡したヘンリケスさんの追悼とは直接関係ないという。
ハーグのファン・アルツェン市長によれば、スヒルダース地区の住民が協力してフーリガンと呼ばれる若者たちを抑えたおかげで、騒ぎが鎮静されたという。「警察に協力してくれたスヒルダース地区の人々に感謝する。」と同市長と警察署長は述べている。
ハーグは政府省庁や大使館がある静かで裕福なイメージを持つ人が多いが、スヒルダース地区をはじめとした移民の多い地区は失業率が高く貧困層が多い。


最近アメリカでも同様の事件がいくつかあり、黒人と白人の対立が懸念されていますよね。
人種差別の激しいアメリカでなく、人種差別が比較的あまりないオランダにてこのような事件が起きてしまうのは驚きでした。実際にはオランダでも差別はあるのかもしれないと思い知らされました。